曼荼羅の意味
「マンダラ 」という語は、英語ではヒンドゥー教やその他の宗教のコスモロジー(宇宙観)も含め、かなり広義に解釈されて
いるが、日本語では通常、仏教の世界観を表現した絵画等のことを指す。「曼荼羅」はもっとも狭義には密教曼荼羅を指すが
、日本においては、阿弥陀如来のいる西方極楽浄土の様子を表わした「浄土曼荼羅」、神道系の「垂迹(すいじゃく)曼荼羅
」など、密教以外にも「曼荼羅」と称される作品がきわめて多く、内容や表現形式も多岐にわたり、何をもって「曼荼羅」と
見なすか、一言で定義することは困難である。密教の曼荼羅は幾何学的な構成をもち、すべての像は正面向きに表わされ、三
次元的な風景や遠近感を表わしたものではない。しかし、全ての曼荼羅がそのような抽象的な空間を表わしているのではなく
、浄土曼荼羅には三次元的な空間が表現されているし、神道系の曼荼羅には、現実の神社境内の風景を表現したものも多い。
全ての曼荼羅に共通する点としては、(1)複数の要素(尊像など)から成り立っていること、(2)複数の要素が単に並列されて
いるのではなく、ある法則や意味にしたがって配置されている、ということがあげられる。密教系の絵画でも、仏像1体だけを
表わしたものは「曼荼羅」とは呼ばない。「曼荼羅」とは、複数の要素がある秩序のもとに組み合わされ、全体として何らか
の宗教的世界観を表わしたものと要約できるであろう。
曼荼羅はその形態、用途などによってさまざまな分類がある。密教では曼荼羅をその形態(外観)から次の4種に分けている。
大曼荼羅 ? 大日如来をはじめとする諸仏の像を絵画として表現したもの。一般的に「曼荼羅」と言ったときにイメージする
ものである。
三昧耶曼荼羅(さまやまんだら、さんまや?) ? 諸仏の姿を直接描く代わりに、各尊を表わす象徴物(シンボル)で表わし
たもの。諸仏の代わりに、金剛杵(煩悩を打ち砕く武器)、蓮華、剣、鈴などの器物が描かれている。これらの器物を「三昧
耶形」(さまやぎょう)と言い、各尊の悟りや働きを示すシンボルである。
法曼荼羅 ? 諸仏の姿を直接描く代わりに、1つの仏を1つの文字(サンスクリット文字、梵字)で象徴的に表わしたもの。仏
を表わす文字を仏教では種子(しゅじ、あるいは「種字」とも)と言うことから、「種子曼荼羅」とも言う。
羯磨曼荼羅(かつままんだら) ? 「羯磨」とはサンスクリット語で「働き、作用」という意味である。羯磨曼荼羅とは、曼
荼羅を平面的な絵画やシンボルではなく、立体的な像(彫刻)として表わしたものである。京都・東寺講堂に安置される、大
日如来を中心としたの21体の群像は、空海の構想によるもので、羯磨曼荼羅の一種と見なされている。
インドでは諸神を招く時、土壇上に円形または方形の魔方陣、マンダラを色砂で描いて秘術を行う。色砂で土壇上に描くため
、古い物は残っていないが、チベット仏教などでは今でも修行の一環として儀式、祭礼を行う時に描かれる。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
曼荼羅は古代インドが起源んなんだそうです。